アリアドネの部屋・アネックス / Ⅰ・アーカイブス

アリアドネ会修道院附属図書館・アネックス一号館 本館はこちら→ https://ameblo.jp/03200516-0813  検索はhttps://www.yahoo.co.jp/が良好です。

2020-02-04から1日間の記事一覧

愛のシェイクスピア・下 アリアドネ・アーカイブス

愛のシェイクスピア・下2011-06-12 10:47:51テーマ:映画と演劇 先々回は、世田谷パブリックシアターにおける舞台と観客席の可変的な関係と、当劇場におけるシェイクスピアの喜劇”十二夜”の上演の必然性について触れ、先回はシェイクスピア劇における人物像…

パトリシア・スタインホフ”死へのイデオロギー” アリアドネ・アーカイブス

パトリシア・スタインホフ”死へのイデオロギー”2011-07-02 15:20:01テーマ:文学と思想 わたしは1960年代を語るものとしては如何なる社会学的な学術論文よりも遠藤周作の”沈黙”と村上春樹の映画”ノルウェイの森”が適当だと思っている。後者についてはこの大…

プルーストとウルフと、そしてナタリア・ギンズブルグ アリアドネ・アーカイブス

プルーストとウルフと、そしてナタリア・ギンズブルグ2011-07-01 11:05:58テーマ:文学と思想 昨晩ナタリア・ギンズブルグとプルーストの関係を書いていたら、もしかしたらナタリアの”ある家族の会話”は、より以上にヴァージニア・ウルフの文学、――”灯台へ”…

愛のシェイクスピア・中 アリアドネ・アーカイブス

愛のシェイクスピア・中2011-06-11 09:33:07テーマ:文学と思想 シェイクスピア四代悲劇と呼ばれるものは厳粛で無残で冷酷な、救いのない悲劇です。神も仏もなくある種の強烈な敗北感と無常観で終わるのですが、それゆえにこそ人間の英雄的な行為を伝えてい…

愛のシェイクスピア・上 アリアドネ・アーカイブス

愛のシェイクスピア・上2011-06-11 08:55:08テーマ:文学と思想 先日大学院の授業で講師の方から世田谷パブリックシアターの活動をご紹介していただいた中に、シェイクスピアの”一二夜”の舞台映像がありました。松たか子さんの”十二夜”。自在に舞台と観客席…

思想としての原発問題――ギリシア悲劇と現代 アリアドネ・アーカイブス

思想としての原発問題――ギリシア悲劇と現代2011-04-21 13:44:53テーマ:文学と思想 アンチゴーネとは、有名なオイディプス王の愛娘です。父王の放浪と死に立ち会った後に起きた相続権を廻る一族のごたごたに巻き込まれて死を選ぶ、有名なギリシア悲劇の登場…

福田和也「江藤淳と云う人」――三島の死から江藤淳の死まで アリアドネ・アーカイブス

福田和也「江藤淳と云う人」――三島の死から江藤淳の死まで2011-04-06 16:05:57テーマ:文学と思想 この文集は戦後日本における自覚的批評家としての批評家・江藤淳に関する文集である。とりわけ「江藤淳と文学の悪」は読みごたえがある。読み始めて、相撲で…