アリアドネの部屋・アネックス / Ⅰ・アーカイブス

アリアドネ会修道院附属図書館・アネックス一号館 本館はこちら→ https://ameblo.jp/03200516-0813  検索はhttps://www.yahoo.co.jp/が良好です。

2020-02-18から1日間の記事一覧

なお揺曳するデュラスの影 最後の風景 アリアドネ・アーカイブスより

なお揺曳するデュラスの影 最後の風景 アリアドネ・アーカイブスより2012-12-29 13:34:55テーマ:文学と思想 http://ec2.images-amazon.com/images/I/51yUz9Ay7oL._SL500_AA300_.jpg なお揺曳しているデュラスの影、デュラスの総決算的な意味での――デュラス…

デュラスへのしばしの別れを アリアドネ・アーカイブスより

デュラスへのしばしの別れを アリアドネ・アーカイブスより2012-12-27 10:43:37テーマ:文学と思想 ・ 生涯、愛を描いたように思われながらも、実は愛を知らない作家、ではなかったのか、と云うのが主要作品を読み終えての印象である。デュラスにそのものず…

『モデラート・カンタービレ』の最後の場面 アリアドネ・アーカイブスより

『モデラート・カンタービレ』の最後の場面 アリアドネ・アーカイブスより2012-12-26 00:43:43テーマ:文学と思想 ・ 今日は、『モデラート・カンタービレ』の最後の場面について、なかなか諸文献等の見解も明解に述べたものが少ない、私なりの解釈を書いて…

デュラス『タルキニアの子馬』 アリアドネ・アーカイブスより

デュラス『タルキニアの子馬』 アリアドネ・アーカイブスより2012-12-24 16:35:38テーマ:文学と思想 http://ecx.images-amazon.com/images/I/512erks9jKL._AA160_.jpg たぶん、1953年のこの小説はデュラスの最高傑作であるのではないかと思う。すでに半世紀…

デュラス『辻公園』 アリアドネ・アーカイブスより

デュラス『辻公園』 アリアドネ・アーカイブスより2012-12-23 12:18:48テーマ:文学と思想 http://ec2.images-amazon.com/images/I/51G%2BD94C6JL._SL500_AA300_.jpg ・ ああ、久し振りに読んで、この感じ、最もデュラス的な小説、代表作かどうかは別として…

殉教と剽窃の間 あるデュラス論 アリアドネ・アーカイブスより

殉教と剽窃の間 あるデュラス論 アリアドネ・アーカイブスより2012-12-22 12:02:18テーマ:文学と思想 「アンヌ・デバレードというのは、突如として別のものを感じ、見てしまうブルジョワジーの女性です。厳密にいえばとうてい生きてはゆけない社会環境の中…

デュラス『アンデスマ氏の午後』・下 恣意的な謎とき アリアドネ・アーカイブスより

デュラス『アンデスマ氏の午後』・下 恣意的な謎とき アリアドネ・アーカイブスより2012-12-21 11:30:01テーマ:文学と思想 http://ecx.images-amazon.com/images/I/41c6zu8Pd7L._AA160_.jpg ・ 本を読み終って目を閉じると、夕闇せまる日暮れ近くの人気のな…

デュラス『アンデスマ氏の午後』・上 その能楽的構成 アリアドネ・アーカイブスより

デュラス『アンデスマ氏の午後』・上 その能楽的構成 アリアドネ・アーカイブスより2012-12-21 09:05:08テーマ:文学と思想 http://ecx.images-amazon.com/images/I/41c6zu8Pd7L._AA160_.jpg ・ さて、『アンデスマ氏の午後』ですが、この作品は従来のデュラ…

デュラス『ヴィオルヌの犯罪』 アリアドネ・アーカイブスより

デュラス『ヴィオルヌの犯罪』 アリアドネ・アーカイブスより2012-12-19 21:42:35テーマ:文学と思想 http://ec2.images-amazon.com/images/I/51RX4WS9M2L._SL500_AA300_.jpg ・ この作品はデュラスの作品からは少し違うのではないか、と云う気がする。この…

デュラス『静かな生活』 アリアドネ・アーカイブスより

デュラス『静かな生活』 アリアドネ・アーカイブスより2012-12-19 12:11:08テーマ:文学と思想 http://www.gutenberg21.co.jp/images/quiet_life_240.jpg ・ デュラスの処女作と言うが、幻のような作品である。処女作には作家のすべてがあるとよく言われるが…

オペラ『森は生きている』 モスクワ裁判時代の児童劇 アリアドネ・アーカイブスより

オペラ『森は生きている』 モスクワ裁判時代の児童劇 アリアドネ・アーカイブスより2012-12-17 22:12:37テーマ:音楽と歌劇 http://profile.ak.fbcdn.net/hprofile-ak-ash4/373117_397373837007062_1061067451_n.jpg http://ecx.images-amazon.com/images/I/…

不在の言葉の座に対面して マルグリット・デュラス 言語と精神病理の狭間で アリアドネ・アーカイブスより

不在の言葉の座に対面して マルグリット・デュラス 言語と精神病理の狭間で アリアドネ・アーカイブスより2012-12-17 17:49:15テーマ:精神病理と現象学 ・ 通常わたしたち人間は、自らの行動と人格を一致させる。個性とは、自らを外部化して見ると云う事で…

マルグリット・デュラス『ロル・V・シュタインの歓喜』 アリアドネ・アーカイブスより

マルグリット・デュラス『ロル・V・シュタインの歓喜』 アリアドネ・アーカイブスより2012-12-17 13:52:51テーマ:文学と思想 http://ec2.images-amazon.com/images/I/51VEDEPRERL._SL500_AA300_.jpg ・ この小説が持つ不気味な雰囲気は、本の装丁にも表れて…

デュラジアへの前哨 アリアドネ・アーカイブスより

デュラジアへの前哨2012-12-16 12:42:50テーマ:文学と思想 ここにないのは『夏の世の十時半』、『ラホールの副領事』、そして映画『かくも長き不在』と『ヒロシマわが愛(二十四時間の情事』など、当時デュラスの映画は封切りで見れると同時に、同時「映画…

イーヴリン・ウォー『回想のブライズヘッド』――カソリックとはなにか アリアドネ・アーカイブスより

イーヴリン・ウォー『回想のブライズヘッド』――カソリックとはなにか2019-02-18 23:54:48テーマ:文学と思想 (右)二十六歳のイーヴリン・ウォー (ヘンリー・ラム画)(左)イギリスの田園風景に溶け込むカントリーハウス、ブライズヘッド邸のモデルと想定…