アリアドネの部屋・アネックス / Ⅰ・アーカイブス

アリアドネ会修道院附属図書館・アネックス一号館 本館はこちら→ https://ameblo.jp/03200516-0813  検索はhttps://www.yahoo.co.jp/が良好です。

2020-02-20から1日間の記事一覧

(参)サン=マルタンとは?――フランス啓蒙期の神秘主義思想家 アリアドネ・アーカイブスより

(参)サン=マルタンとは?――フランス啓蒙期の神秘主義思想家2013-04-24 10:58:20テーマ:宗教と哲学 下記のネットから借用しました。 http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/magic/sanmarutam.htm サン・マルタンの思想の信望者達を「マルティニスト」と呼…

『谷間の百合』にみるバルザックの手法 アリアドネ・アーカイブスより

『谷間の百合』にみるバルザックの手法2013-04-23 23:37:59テーマ:文学と思想 http://ec2.images-amazon.com/images/I/51XXqIk1LcL._SL500_AA300_.jpg ・ 『谷間の百合』はナポレオン戦争前後の慌ただしい王政復古の時代を背景に描かれている。これが単に登…

サガン『ある微笑』――インテリジェンスとしてのある愛のかたち アリアドネ・アーカイブスより

サガン『ある微笑』――インテリジェンスとしてのある愛のかたち2013-04-23 15:16:38テーマ:文学と思想 ・ サガンって、風俗小説作家でしょう、と軽く考えられる方もいらっしゃるのかもしれません。これからお話しするのは、生涯を区切るような恋と云うのはそ…

ウッディ・アレン映画『人生万歳』アリアドネ・アーカイブスより

ウッディ・アレン映画『人生万歳』2013-04-20 13:19:07テーマ:映画と演劇 ・ 昔ハリウッドの映画に、”素晴らしき哉、人生”と云うのがあったような気がするが残念ながらみていない。この映画がその種のアメリカ映画の聖なる映像に似ているかどうかは、この映…

長谷川宏『同時代人サルトル』を読む――企投性と被投性をめぐって アリアドネ・アーカイブスより

長谷川宏『同時代人サルトル』を読む――企投性と被投性をめぐって2013-04-16 17:00:37テーマ:文学と思想 http://www.bookclub.kodansha.co.jp/png/96/159496-1.png ・ ”サルトル、とつぶやくと、いまでもちょっぴり胸が熱くなる”と著者の長谷川宏は書きだし…

映画『地下鉄のザジ』――青春のパリへの挽歌 アリアドネ・アーカイブスより

映画『地下鉄のザジ』――青春のパリへの挽歌2013-04-15 18:15:30テーマ:映画と演劇 http://ecx.images-amazon.com/images/I/41rKs-BnlbL._SL160_.jpg http://www.zaziefilms.com/zazie/news/images/MARUC2.jpg 監督:ルイ・マル1960年 フランス映画日時:201…

サルトル『嘔吐』を読む――永遠の戦後の青春の書 アリアドネ・アーカイブスより

サルトル『嘔吐』を読む――永遠の戦後の青春の書2013-04-13 23:25:24テーマ:文学と思想 ・ 小説『嘔吐』のことは別に考えたいので、殆ど半世紀ぶりに読み返して感じたことを雑談ふうに書いておく。 一番目は、有名なマロニエの樹の根元を見て考える「存在」…

ビュトール『時間割』を読む――世界文学全集への挽歌 アリアドネ・アーカイブスより

ビュトール『時間割』を読む――世界文学全集への挽歌2013-04-11 14:38:54テーマ:文学と思想 ・ ビュトールの作品は一つ読んだだけでは誤解しかねない、とつくづく思う。先に読んだ『心変わり』の場合もそうだったが、主人公は、いまで云う”派遣社員”、である…

『失われた時を求めて』のこころ響く場所――プルーストと音楽 アリアドネ・アーカイブスより

『失われた時を求めて』のこころ響く場所――プルーストと音楽2013-03-19 19:07:32テーマ:文学と思想 ・ 『失われた時を求めて』のなかで美しい場面は数々あると思うけれども、その哀切さにおいて、否、その解剖学的な冷徹とも云える硬質な美を描きえたと云う…

わが青春のフローレンス アリアドネ・アーカイブスより

わが青春のフローレンス2013-03-05 09:42:26テーマ:映画と演劇 恒例の日伊協会による3月度の映写会は第151回目だそうで、会の今後の継続を誓い寿ぐ頌歌めいた高揚した解説から始まり、日本では聞き慣れない監督マウロ・ボロニーニと主演のマッシモ・ラニエ…

★プルーストの文学研究への憶念? アリアドネ・アーカイブスより

★プルーストの文学研究への憶念?2013-03-02 11:58:15テーマ:文学と思想 『失われた時を求めて』を読んでいてしっくりいかないのが、第一巻『スワンの家の方』の中にある、ヴァントゥイユの娘とその性愛の女友達のサディスムを描いた場面である。この場面が…

鈴村和成『ヴェネツィアでプルー外を読む』 アリアドネ・アーカイブスより

鈴村和成『ヴェネツィアでプルー外を読む』2013-02-01 13:10:53テーマ:文学と思想 http://ec2.images-amazon.com/images/I/41VHEH4EQ5L._SL500_AA300_.jpg ・ 鈴村和成のこの書は、水を機縁とするプルースト探究の物語である。そう言えばコンブレの二つの道…