アリアドネの部屋・アネックス / Ⅰ・アーカイブス

アリアドネ会修道院附属図書館・アネックス一号館 本館はこちら→ https://ameblo.jp/03200516-0813  検索はhttps://www.yahoo.co.jp/が良好です。

2020-02-24から1日間の記事一覧

ジェイムズの『モーヴ夫人・他三篇』アリアドネ・アーカイブスより

ジェイムズの『モーヴ夫人・他三篇』2013-07-04 20:51:11テーマ:文学と思想 ・ 本編に収録されている作品は、『モーヴ夫人』のほか、以下の三篇である。・『五十男の日記』1879年・『嘘つき』1888年・『モード・イーヴァリン』1900年 『五十男の日記』は、…

反戦思想と言語批判 アリアドネ・アーカイブスより

反戦思想と言語批判2013-06-26 10:17:02テーマ:文学と思想 小津、溝口や山田洋次のような、いっけん反戦思想とは何の関係もないような映画人を取り上げながら、なにゆえ反戦思想の云々があるのだろうか、と怪訝に思われる方がいらっしゃるのかもしれない。 …

映画『二十四の瞳』アリアドネ・アーカイブスより

映画『二十四の瞳』2013-06-24 16:11:23テーマ:映画と演劇 http://ec2.images-amazon.com/images/I/21DC3TYA7SL._SL500_AA300_.jpghttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/ce/Niju-shi_no_Hitomi_poster.jpg/220px-Niju-shi_no_Hitomi_post…

木下恵介の映画――『カルメン故郷に帰る』を鑑賞する アリアドネ・アーカイブスより

木下恵介の映画――『カルメン故郷に帰る』を鑑賞する2013-06-24 01:10:10テーマ:映画と演劇 沖縄戦没者追悼の日に、偉大なる日本人映画監督木下恵介にこの一文を捧げる http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/94/Carmen_Kokyo-ni_Kaeru_pos…

ジェイムズの『モーヴ夫人』アリアドネ・アーカイブスより

ジェイムズの『モーヴ夫人』2013-06-23 14:15:01テーマ:文学と思想 http://blog-imgs-42.fc2.com/t/a/k/takakos35531/2012122223064601c.jpgヴィンセント・ヴァン・ゴッホ≪花咲く樹・モーヴの思い出≫1888年 ・ 追憶の対象へと化した人への思いがこれほどま…

山田洋次の家族映画(下)アリアドネ・アーカイブスより

山田洋次の家族映画(下)2013-06-22 17:41:57テーマ:映画と演劇 2004年と06年の『隠し剣・鬼の爪』と『武士の一分』は家族すらも失われた武士の生きざまである。『武士の一分』が優れているのは、その人物設定である。安易な生き方をしているくせに自分に…

山田洋次の家族映画(上)アリアドネ・アーカイブスより

山田洋次の家族映画(上)2013-06-22 13:52:36テーマ:映画と演劇 ・ ここに取り上げるのは以下の6作品である。選別についてはわたくしの恣意性と偶然をご容赦願いたい。 ・『家族』1970年・『男はつらいよ・寅次郎忘れな草』1973年・『幸福の黄色いハンカチ…

内田吐夢の『宮本武蔵・二刀流開眼』アリアドネ・アーカイブスより

内田吐夢の『宮本武蔵・二刀流開眼』2013-06-20 16:20:27テーマ:映画と演劇 http://ec2.images-amazon.com/images/I/51CDXeSW6HL._SL500_AA300_.jpg ・ 本作は、前作『般若寺坂の決闘』から柳生の里を経て再び京に帰り吉岡清十郎との果し合いまでを描いてい…

ジェイムズの『ロンドン生活』他・(下)アリアドネ・アーカイブスより

ジェイムズの『ロンドン生活』他・(下)2013-06-20 00:44:27テーマ:文学と思想 http://img.7netshopping.jp/bks/images/i1/1101304171.jpg ・ 『ルイザ・パラント』(1988年)と『フォーダムの館』(1904年)について述べる。 前者は、今では遠い昔の過去…

ジェイムズの『ロンドン生活』他・(上) アリアドネ・アーカイブスより

ジェイムズの『ロンドン生活』他・(上)2013-06-19 18:26:26テーマ:歴史と文学 http://ec2.images-amazon.com/images/I/317Vcyxe9zL._SL500_AA300_.jpg ・ 『ロンドン生活』は、1888年発表の作品である。 ロンドンの社交界に暮らすアメリカ人の姉妹、実家…

イタリア映画『いつか見た風景』 アリアドネ・アーカイブスより

イタリア映画『いつか見た風景』2013-06-18 00:13:18テーマ:映画と演劇 日時:2013年6月17日 午後7時~9時 場所:あじびホール主催:日伊協会福岡支部 ブーピ・アヴァーティ監督と云う初めて聴く監督の北イタリアの地方の風景を描いた家族映画である。 原題…

ジェイムズの『アスパンの恋文』 アリアドネ・アーカイブスより

ジェイムズの『アスパンの恋文』2013-06-17 16:59:42テーマ:文学と思想 http://ec2.images-amazon.com/images/I/51E2XE5G1BL._SL500_AA300_.jpg ・ ベネツィアを舞台とした観光案内としても使えそうな小説である。特にゴンドラを漕ぐ櫂の音が大運河から水路…

ジェイムズの『ヘンリー・ジェイムズ短編傑作選』 アリアドネ・アーカイブスより

ジェイムズの『ヘンリー・ジェイムズ短編傑作選』2013-06-16 15:49:01テーマ:文学と思想 ・http://ec2.images-amazon.com/images/I/21dhUbPLwsL._SL500_AA300_.jpg・ 本書に収録されているのは、以下のとおりである。初期から晩年の作品まで、個性的な品揃…

児童文学に見るニューイングランド気質――『若草物語』と『大草原の小さな家』シリーズ アリアドネ・アーカイブスより

児童文学に見るニューイングランド気質――『若草物語』と『大草原の小さな家』シリーズ2013-06-16 00:30:42テーマ:絵本と児童文学 ・ 一部の専門家の言説を除いては『若草物語』と『大草原シリーズ』には問われざる求心部、語られざる原点のようなものがあり…

ジェイムズの『ヘンリー・ジェイムズ短編集』 アリアドネ・アーカイブスより

ジェイムズの『ヘンリー・ジェイムズ短編集』2013-06-15 17:40:02テーマ:文学と思想 本書で紹介されているのは、下記の三篇である。 ・「パンドラ」(1884年)・「ヴァレリオ家最後の人」・「大先輩の教訓」 何れもジェイムズ初期の作品と云うことで、「パ…

ジェイムズの『風景画家』――ヘンリー・ジェイムズ名作短編集 アリアドネ・アーカイブスより

ジェイムズの『風景画家』――ヘンリー・ジェイムズ名作短編集2013-06-14 16:01:10テーマ:文学と思想 http://ec2.images-amazon.com/images/I/41-D5%2B6tl-L._SL500_AA300_.jpg ・ 本短編集に含まれているのは次のとおりである。・「異常な病人」1868年・「古…

谷川健一『日本の地名』――旅と人生を堪能できる本です アリアドネ・アーカイブスより

谷川健一『日本の地名』――旅と人生を堪能できる本です2018-02-24 19:47:21テーマ:歴史と文学 新書ながらなかなかに敷居が高い。末尾の沖縄やアイヌなどの境界域を扱った「固有地名と外来地名」を除けば、三つの部分からなる。⑴ 「地名の旅――黒潮の流れに沿…