アリアドネの部屋・アネックス / Ⅰ・アーカイブス

アリアドネ会修道院附属図書館・アネックス一号館 本館はこちら→ https://ameblo.jp/03200516-0813  検索はhttps://www.yahoo.co.jp/が良好です。

2020-05-10から1日間の記事一覧

鈴木清順映画月間最終日――『河内カルメン』と『オペレッタ狸御殿』 アリアドネ・アーカイブスより

鈴木清順映画月間最終日――『河内カルメン』と『オペレッタ狸御殿』2018-05-29 18:51:49テーマ:映画と演劇 最終日は午前中に『代わりカルメン』をみ、午後から『オペレッタ狸御殿』を観る。 河内に隣接する生駒山系の麓の村に住むもぎたての果実のような娘が…

日本人の男らしさの矜持 アリアドネ・アーカイブスより

日本人の男らしさの矜持2018-05-24 08:18:57テーマ:文学と思想 昨今の様々の不祥事に伴う男たちの言い逃れの構図を見ていると、日本人の男らしさの論理はどうなっているのだろうか、と思う。私はなにも昔は良かったなどと云う話をするつもりはなくて、終戦…

清順の美学その2・下—―『陽炎座』 アリアドネ・アーカイブスより

清順の美学その2・下—―『陽炎座』2018-05-22 22:38:53テーマ:映画と演劇 次は『陽炎座』1981年である。構成が複雑で荒唐無稽である割には、終わってみれば単純なお話である。回帰と幻想の絢爛たる映像美の世界と云えるが、内容的にはさほどのものはない。 …

清順の美学その2・上—―『ツィゴイネルワイゼン』 アリアドネ・アーカイブスより

清順の美学その2・上—―『ツィゴイネルワイゼン』2018-05-22 17:15:53テーマ:映画と演劇 『ツィゴイネルワイゼン』1980年と『陽炎座』1981年、無内容で無理想と云う意味では、彼がものしてきた日活時代のヴァイオレンスものと変わりはない。 前者は、自殺願…

清順の美学その1――『野獣の青春と』l『殺しの烙印』 アリアドネ・アーカイブスより

清順の美学その1――『野獣の青春と』l『殺しの烙印』2018-05-22 16:49:07テーマ:映画と演劇 『野獣の青春』1963年と『殺しの烙印』1967年、映画自体には驚かなかったが、技法には驚いた。 後者は、殺し屋たちの戦後の挽歌を描いた抒情詩と云っても良いだろう…

鈴木清順監督の『悪太郎』 アリアドネ・アーカイブスより

鈴木清順監督の『悪太郎』2018-05-14 09:59:42テーマ:映画と演劇 今東光の原作による、自伝的な青春ドラマである。観る側に既に先入見のごときもの――古い日活時代の活劇擬きと云う――があるので、それなりのつもりでシネラと云う図書館付設の映画館に見に行…