2020-06-03から1日間の記事一覧
白州正子展のこと――あるいは近江という国について2009-05-10 14:08:57テーマ:歴史と文学 5月10日 日曜日 晴れ 白州正子にどういうことで関心を持つようになったかは今となっては定かでない。その後たいてい彼女の本を携えて旅に出ることが多かったので最も…
アンダルシアの光芒――、マリア・メサ・メノカル「寛容の文化 ムスリム、ユダヤ人、キリスト教徒の中2009-05-06 16:17:01テーマ:歴史と文学 メノカルの「寛容の文化」はちょっとしたカルチャーショックを与える暗示に富んだ本だが、内容の平明さに比し、手持…
スペインの夜と霧(つづき)2009-05-05 08:17:44テーマ:歴史と文学 14世紀のポグロムについてお尋ねなんですね。―― おっしゃるようにもっと私達はイベリアの二国のことを知らなければなりませんね。イタリアについてですら、行く前まではその先入見たるや散…
オペラ映像「トリスタンとイゾルデ」をみる2009-05-04 21:03:19テーマ:音楽と歌劇 トリスタンは、イゾルデとの婚姻を目論むマルケ王の使いとしてアイルランドからコーンウォールへの彼女の移送のための船旅が第一幕である。イゾルデはトリスタンが、かつて…
スペインの夜と霧――小岸昭「マラーノの系譜」、芝修身「レコンキスタ」を読む。2009-05-04 11:17:21テーマ:歴史と文学 我々大多数の日本人にとってスペイン、あるいはイベリア半島の存在は遠い。過去天正期にキリシタンの不況の不幸な歴史を通じて、けして…