アリアドネの部屋・アネックス / Ⅰ・アーカイブス

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2021-01-26から1日間の記事一覧

森まゆみの『鷗外の坂』1997年を読みながら感じたこと アリアドネ・アーカイブスより

森まゆみの『鷗外の坂』1997年を読みながら感じたこと 2020-01-28 21:27:24 テーマ: 歴史と文学 この書が近年の森鷗外に関する名著のひとつであることは疑えないであろう。 頭脳や知性だけでなく、五感やとりわけ足と体力を使った全方位的な著作である、と…

檀一雄を求めて・7 能古島・(上) アリアドネ・アーカイブスより

檀一雄を求めて・7 能古島・(上) 2018-12-15 19:14:32 テーマ: 歴史と文学 天気は雲が流れているもののいちおう快晴、檀一雄ゆかりの能古島に行くことにします。福岡市民では遠足や気楽な行楽の対象になっている場所ですので、今までにも何度も行ってい…

デュマ『王妃マルゴ』とラファイエット夫人『クレーヴの奥方』 アリアドネ・アーカイブスより

デュマ『王妃マルゴ』とラファイエット夫人『クレーヴの奥方』 2018-09-05 10:46:35 テーマ: 歴史と文学 きちんと読んではいないけれども、三銃士の物語やモンテクリスト伯については知っているつもりでいる。『王妃マルゴ』はそれらのフィクションとは違う…

鹿島茂『文学的パリガイド』と海野弘『パリの手帳』 アリアドネ・アーカイブスより

鹿島茂『文学的パリガイド』と海野弘『パリの手帳』 2018-09-03 22:44:53 テーマ: 歴史と文学 鹿島茂の『文学的パリガイド』(2004)と海野弘『パリの手帳』(1996)はそれぞれに興味深く読んだ。まあ、早く言えば、パリに行きたいとこの処思いつつ…

岡本かの子『上田秋成の晩年』を読んで アリアドネ・アーカイブスより

岡本かの子『上田秋成の晩年』を読んで 2018-02-27 11:11:35 テーマ: 歴史と文学 本書は南禅寺の近く岡崎に暮らした最晩年の上田秋成を描いた一篇である。全編、秋成の恨み節、悔み節であるかに見えるが、一読し終えて抱く感情は、清貧と文雅に明け暮らした…

J・M・シング『アラン島』のこと アリアドネ・アーカイブスより

J・M・シング『アラン島』のこと 2018-02-23 17:30:33 テーマ: 歴史と文学 名前のみ知っていて読んでいない本はごまんとある、その中の一冊、シングの『アラン島』、読んでみました。 なぜかシングの書物よりも有名な映画の『アラン』、こちらもきちんとし…

田中優子『江戸の想像力――18世紀のメディアと表徴』を読んで アリアドネ・アーカイブスより

田中優子『江戸の想像力――18世紀のメディアと表徴』を読んで 2018-02-23 11:12:56 テーマ: 歴史と文学 田中の書物で面白かったのは、近世と云う時代に奉げられた、卓越した評価と評言、価値の相対化、多元化、それを、日本古典江戸文化文芸の言葉を使って、…

二人のヴォルフガング――ゲーテとモーツァルト アリアドネ・アーカイブスより

二人のヴォルフガング――ゲーテとモーツァルト 2017-12-21 13:13:11 テーマ: 歴史と文学 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテとヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト、意外とこの二人のヴォルフガングについて述べられた記述はわたくしの知る限りで…