アリアドネの部屋・アネックス / Ⅰ・アーカイブス

アリアドネ会修道院附属図書館・アネックス一号館 本館はこちら→ https://ameblo.jp/03200516-0813  検索はhttps://www.yahoo.co.jp/が良好です。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

映画”ヘンリー8世と私生活”1933年をみる アリアドネ・アーカイブスより

映画”ヘンリー8世と私生活”1933年をみる 2009-11-03 11:22:26 テーマ: 映画と演劇 名優チャールズ・ロートンがなるほどそうであったかというほどの名演である。この映画のメインをなすキャサリン・ハワードの野心と繊細を兼ね備えた人物造形は言うまでもな…

映画”会議は踊る”1931年をみる アリアドネ・アーカイブスより

映画”会議は踊る”1931年をみる 2009-11-03 10:29:32 テーマ: 映画と演劇 映画を見ながらつくづくこれはシンデレラ物語だなと思わせた。また、”ローマの休日”が裏返された”会議は踊る”ということにも気がつかされた。いままでこのような言及が過去あったのか…

アンドレイ・タルコフスキー”鏡”をみる アリアドネ・アーカイブスより

アンドレイ・タルコフスキー”鏡”をみる 2009-10-31 20:49:28 テーマ: 映画と演劇 映像詩ともいえるこの映画を読み解くのはなかなかに困難である。今日はタルコフスキーというなじみのない映画監督、高名であることはかねてより聞いていたので、土曜日の午後…

ジャン・コクトー”美女と野獣”をみる アリアドネ・アーカイブスより

ジャン・コクトー”美女と野獣”をみる 2009-10-31 20:15:10 テーマ: 映画と演劇 野獣といってもぬいぐるみのように可愛いい?野獣!それにフランス語の発音が綺麗で、ベルがすぐに心を許してしまうのもなるほど、という気がする。しかし信ずる者のためにもし…

オースティン映画”エマ”をみる アリアドネ・アーカイブスより

オースティン映画”エマ”をみる 2009-10-25 07:02:35 テーマ: 映画と演劇 オースティン映画では、”高慢と偏見”、”何時か晴れた日に(分別と多感)”い続いて三作目となる。オースティンの小説はいかにも作者そのものを思わせる聡明な女性が出てくるが、”エマ”…

映画”魔笛”をみる

映画”魔笛”をみる 2009-10-24 18:06:53 テーマ: 映画と演劇 モーツアルトの”魔笛”が他愛ない筋書きのオペラであるということは言っておかなければならない。単純な善悪二元論と、王子タミーノの婚約者を獲得するまでの成年期固有の成長物語である。この物語…

六月のベスト10(中間)

六月のベスト10(中間) 6位から10位まで NEW!2021-06-16 10:34:08 テーマ: ブログ 6 日本と欧米の自然観の違いについて――富山和子”日本の米”其のほかを読んで(2011/7) アーカ | アリアドネの部屋 (ameblo.jp) 7 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』第…

六月のベスト5(中間)

六月のベスト5 NEW!2021-06-16 10:25:11 テーマ: ブログ 六月のベスト5(中間)は以ーが下の通りです。 オペラのついてのエッセーが初めて首位に出てまいりました。嬉しいです。 2位から4位は例によって村上春樹のもの、5位には私の政局論が、昨年の八…

ル・コント”髪結いの亭主”をみる アリアドネ・アーカイブスより

ル・コント”髪結いの亭主”をみる 2009-10-24 17:33:23 テーマ: 映画と演劇 ル・コントの映画は二本目ということになる。”仕立て屋の恋”同様、映画作りの巧みさには驚ろかせれる。この映画で描かれたした町の片隅の理髪店で密かに成就された秘められた中年の…

ロメール監督”パリのランデヴー” アリアドネ・アーカイブスより

ロメール監督”パリのランデヴー” 2009-10-24 16:57:25 テーマ: 映画と演劇 この映画はオールロケーションであり、手持ちカメラや、車いすにカメラを積んでドキュメンタリータッチで造られた映画である。第一話では、不実な恋人が喫茶店でほかの女性と逢い引…

五月のベスト10

五月のベスト10 NEW!2021-06-01 22:23:11 テーマ: 文学と思想 7位と9位に、私のサイクリング日誌とウォーキング日誌が、二つも入ってしまいました。 そのほかは、富山和子の環境論、志賀直哉に関するもの、檀一雄について書いたものなどが入りました。 ま…

五月のベスト5

五月のベスト5 NEW!2021-06-01 16:06:00 テーマ: ブログ 特に目新しい事はないのですが、昨年の八月より一位を保持していた「右寄りと左寄り、・・・」が首位を明け渡すことになりました。村上春樹については、一応評価はするものの、全体的な基調としては…