2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧
追憶のローマ・４５ 性差を超えた愛 2016-05-20 11:21:29 テーマ： 文学と思想 ものの考え方においても、生活習慣においてもわたくしたちとは違った時代に生きたハドリアヌスについて、その桁外れの浪費とも思われる豪奢な生き方について、彼の同性愛の傾向…
追憶のローマ・４４ ハドリアヌスとアンティノウス 2016-05-19 22:38:02 テーマ： 文学と思想 「わたしはじきに、自分は偉大な人物の生涯を書いているのだと気付いた。それからは、真実へのいっそうの敬意、いっそうの注意、そしてわたしの側にはいっそうの…
追憶のローマ・４３ ユルスナール『ハドリアヌス帝のの回想』――言語の森、と云う文学の方法について 2016-05-18 00:03:26 テーマ： 文学と思想 マルグリット・ユルスナールの『ハドリアヌス帝の回想』について語られてきた評価や評言について、すぐれた翻訳…
８月 ベスト２０（中間） １１位～２０位まで NEW!2020-08-16 15:22:09 テーマ： ブログ 8月のベスト１０は代り映えもせず、変動もないので、それ以下のベスト２０までにはどういう記事があるのか、調べてみました。 やはり半分以上は、この企画を始めて、こ…
８月のベスト１０（中間） ６位から１０位まで NEW!2020-08-16 08:13:37 テーマ： ブログ ８月の１～５位のベスト５が余り変わりしなかったので、１０位までを掲示します。 やはりランクインするものは気まっていて新鮮味はありません。 今年の春に書いた私…
８月のベスト５（中間） NEW!2020-08-15 23:57:23 テーマ： ブログ ２０２０年８月度の月間ベスト５の中間発表は以下のようになりました。 順位の変動があるだけで、代り映えのない配列になっています。 ただ今回は、評価の定まった文献などに関する言表や評…
「私性」と「個性」 2016-05-13 11:26:47 テーマ： 文学と思想 私性と個性、それはどのように違うか。 建前ばかりを言う人間をわたくしたちは軽蔑の念をもって受け流すだけだけれども、戦後の思潮は、建前の背後にあるどろどろとしたもの、エゴイズムと名付…
「ローマのアメリカ人」（創作） サンタ・マリア・マッジョーレ物語・３ 2016-03-19 01:57:32 テーマ： 私のイタリア紀行 ヘンリー・ジェイムズに『アメリカ人』と云う題名の本があるけれども、彼の諸作群とルイーザ・メイ・オルコット女史の著名な小説、テ…
「実在の輝き――ヨーロッパの思想の底にあるもの」 サンタ・マリア・マッジョーレ物語・２ 2016-03-17 19:27:51 テーマ： 文学と思想 物質の尊厳はいかにして貶められていったか、その歴史的経緯は如何なる様相を呈し、屈折点はどの段階で生じたのか。精神と…
冬の終わりに読む『冬物語』――夜話あれこれシェイクスピア、『ハムレット』、『オセロ』そして白蓮・ 2016-03-02 19:25:56 テーマ： 文学と思想 ――この文章を柳原燁子の霊前に奉げる 三月に入っても寒いままの日が続いている。気温はあがらないけれども日差…
愛の弁証法的理性批判 モーツァルトとリヒャルト・シュトラウスのオペラ『薔薇の騎士』に描かれ謳われ 2016-02-16 11:06:52 テーマ： 文学と思想 有名な愛の三重唱、マリー・テレーズ、オクタヴィアン、ソフィーの https://www.youtube.com/watch?v=0O1ck18w…
言葉を語る日本の最優秀の知性人たちの昭和群像――言葉の経験について――ものを考えると云うこと 2016-09-20 08:06:40 テーマ： 文学と思想 こういう地味な文章を 初回の一日に、 一度に47名もの方の眼に 触れることができたことを 感謝いたしております。 200…
カニグズバーグの『クローディアの秘密』 2016-08-13 11:42:48 テーマ： 文学と思想 カニグズバーグの『クローディアの秘密』、内容はNYの郊外の小さな町に住むクローディアと云う反抗期の少女が、ケチでいかさまの、小さくてこましゃくれた賭博師で経済的観…
渡辺昇一の漱石『こころ』 2016-08-13 09:48:40 テーマ： 文学と思想 渡辺昇一のラフな談話のビデオを観る機会がありましたので、少し書いてみます。 帰省した娘と話していたら二学期の授業で取り上げなければならないが、内容が重苦しいので憂鬱である、と…
7月のベスト１０――（6位～10位） NEW!2020-08-01 13:07:28 テーマ： ブログ 6位から10位までは下記の通りです。 6位のアメリカ児童文学、7位にランクインの樋口一葉の問題作『にごりえ』、純文学であると同時に児童文学でもあると云う側面を持ちますが、知名…
七月のベスト・５ NEW!2020-08-01 01:08:54 テーマ： ブログ ベスト５、ここのところ変動がなく、村上春樹ものが１位を譲らず、もう一篇も3位、に付いている。 ２位の冨山和子のもの、４位の現代政治論もこのところ順位に大きな変動はない。 ５位に「デカン…
