アリアドネの部屋・アネックス / Ⅰ・アーカイブス

アリアドネ会修道院附属図書館・アネックス一号館 本館はこちら→ https://ameblo.jp/03200516-0813  検索はhttps://www.yahoo.co.jp/が良好です。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

9月度のベスト10 6位~10位まで

9月度のベスト10 6位~10位まで NEW!2020-09-30 21:58:41 テーマ: ブログ こちらも先月と大きな変化はありませんが、8位に久しぶりに大ゲーテの『親和力』が入りました。 9位に私の心理学的な発達論が入りました。これは人間とは何か?を問うもので、人は人…

9月度のベスト5

9月のベスト5 NEW!2020-09-30 21:43:35 テーマ: ブログ 九月度も基本的に大きな変動はありません。 一位に、先月と同様、私の政治論が入りました。感謝いたします。 五位に、これも私のプライベートなサイクリングの記事が入りました。痛み入ります。 1 h…

アレクシェービッチ、フクシマで日本人に会う アリアドネ・アーカイブスより

アレクシェービッチ、フクシマで日本人に会う 2017-02-21 11:20:26 テーマ: 文学と思想 ”フクシマ、 そこで人々と会い、話したかった。” 前稿では触れなかった福島県小高のお魚屋さんの話をします。小高は規制が解除され、復帰、復興、帰郷が施策として推進…

人生の四季を生きる!――自己実現の諸段階についての一考察 アリアドネ・アーカイブスより

人生の四季を生きる!――自己実現の諸段階についての一考察 2017-02-17 16:53:29 テーマ: 文学と思想 ヒューマニスティックな現象としての人間も、生物種としての人(ヒト)としての存在も、外部環境世界と云うものとの関係性のなかで、様々な生の様態と思惟…

春のことぶれ――『死者の書』のことなど アリアドネ・アーカイブスより

春のことぶれ――『死者の書』のことなど 2017-02-17 10:12:01 テーマ: 文学と思想 まだまだ夜明けには間がある真夜中に目が覚めた。外は風が吹いている。木々を揺らす音が微かに聴こえてくる。昨日予告された春一番を確認しようとロールブラインドを引き上げ…

宗教的社会と道徳社会 アリアドネ・アーカイブスより

宗教的社会と道徳社会 2017-01-30 18:02:37 テーマ: 文学と思想 もういちど、ギリシア悲劇のアンチゴネーの物語を内容上、復習しておきます。 父オイディップスの死後、アンティゴネ―は、テーバイの王位を廻って相争う兄弟の死の一方を、政治的な状況の如何…

エピファニーの日に――ジェイムズ・ジョイス『死者たち』のことなど アリアドネ・アーカイブスより

エピファニーの日に――ジェイムズ・ジョイス『死者たち』のことなど 2017-01-06 19:33:19 テーマ: 文学と思想 エピファニーの日に良いことがありました。この齢で普通自動二輪に挑戦するとは凄い!などと商売上手の教習所の教官に褒められながら、現実は厳し…

(続)文豪・夏目漱石はそれほど偉いか――『こころ』と鷗外の歴史小説、明治と武士道精神をめぐって アリアドネ・アーカイブスより

(続)文豪・夏目漱石はそれほど偉いか――『こころ』と鷗外の歴史小説、明治と武士道精神をめぐって 2016-12-23 11:19:20 テーマ: 文学と思想 誰しもそうかもしれないが、漱石の『こころ』のことを思い出すと、武士道について考える。本作が乃木希典事件の余…

『こころ』に描かれなかった残されたものたちの「それから」――漱石『こころ』を読み直す アリアドネ・アーカイブスより

『こころ』に描かれなかった残されたものたちの「それから」――漱石『こころ』を読み直す 2016-12-29 14:08:36 テーマ: 文学と思想 本作の出版に先立って漱石はこう語っているそうである。 「自己の心を捕えんと欲する人々に、人間の心を捕え得たるこの作物…

(続)文豪・夏目漱石はそれほど偉いか――『こころ』の先生が遺書の言外に残したもの アリアドネ・アーカイブスより

(続)文豪・夏目漱石はそれほど偉いか――『こころ』の先生が遺書の言外に残したもの 2016-12-26 11:58:31 テーマ: 文学と思想 1.『こころ』における奥様と語り手の「それから」 漱石の『こころ』を久しぶりに読み直して感じたのは、なかなかに艶めかしい…

(続)文豪・夏目漱石はそれほど偉いか――『こころ』とお金 アリアドネ・アーカイブスより

(続)文豪・夏目漱石はそれほど偉いか――『こころ』とお金 2016-12-26 08:24:02 テーマ: 文学と思想 1 たかがお金、されどお金とは思いますが、夏目漱石の『こころ』のテーマとは、けっして疎かには出来ない金銭が持つ不思議な魔力が、人と人々を破滅させ…

文豪・夏目漱石はそれほど偉いか・(下) 『三四郎』と『それから』 アリアドネ・アーカイブスより

文豪・夏目漱石はそれほど偉いか・(下) 『三四郎』と『それから』 2016-12-21 22:07:59 テーマ: 文学と思想 夏目漱石の中期の比類なき二つの傑作、『三四郎』と『それから』、この両作に見られる著しいトーンの違い、これをどう説明したらよいだろうか。 …

「熱狂」を忘れた世代!――柄谷行人『日本近代文学の起源』、作品を楽しめない批評家の起源  アリアドネ・アーカイブスより

「熱狂」を忘れた世代!――柄谷行人『日本近代文学の起源』、作品を楽しめない批評家の起源 (201 2016-12-02 03:14:56 テーマ: 文学と思想 柄谷について書いたこの文章も読まれている。 大雑把な言い方をすれば、 村上春樹の『ノルウェイの森』などと並んで…

あらためてシェイクスピア四大悲劇について・2 アリアドネ・アーカイブスより

あらためてシェイクスピア四大悲劇について・2 2017-04-08 16:28:01 テーマ: 文学と思想 シェイクスピアの四大悲劇を、思想の流れとして通読し解釈をする、と云うのはなかなかに困難である。 既に『マクベス』において、中世的人間像の崩壊と云うものが描…

あらためてシェイクスピア四大悲劇について・1 オフィーリアとガルトルードと――自己犠牲の愛と鎮魂 アリアドネ・アーカイブスより

あらためてシェイクスピア四大悲劇について・1 オフィーリアとガルトルードと――自己犠牲の愛と鎮魂 2017-04-07 23:42:13 テーマ: 文学と思想 シェイクスピアの作品群は夫々において完成度が高いのでなかなかに作品間のテーマの継続性と同一性と云うことを…

2013年11月22日再録・「『ハムレット』に描かれたガルトルート」 アリアドネ・アーカイブスより

2013年11月22日再録・「『ハムレット』に描かれたガルトルート」 2016-12-15 10:43:50 テーマ: 文学と思想 シェイクスピアに関す記述の中でも 繰り返し読んでいただいています。 四大悲劇の中でも『ハムレット』は さりながら格段に勝れて複雑な悲劇である…

主語の文脈、ヘーゲル風に アリアドネ・アーカイブスより

主語の文脈、ヘーゲル風に 2016-12-06 09:01:20 テーマ: 文学と思想 三日ほど前から自動車教習所に通って普通自動二輪の資格に挑戦している。書きたいのはそのことではなくて、最近の交通事故をめぐる趨勢は試験制度も様変わりの状況を想像させて、四十五年…

9月のベスト10 中間(6位から10位)

9月のベスト10 中間(6位から10位) NEW!2020-09-15 09:57:55 テーマ: ブログ 9月の6位から10位までのご紹介です。 6位の私のプライベートのサイクリング日誌を入れていただいたことは嬉しいです。 8位に『夏目漱石の真価・・・』が入ってまいりました。…

9月のベスト5

9月のベスト5 中間 NEW!2020-09-15 09:44:07 テーマ: ブログ 9月の1位から5位までのご紹介です。 先月と大きな違いはないようです。吉本隆明についての本が上位に競り上がってきました。 私の書いた、オリジナルな政治論がなぜかこのところ独走態勢です。 …

冬の炉端で読む『冬物語』(再録) アリアドネ・アーカイブスより

冬の炉端で読む『冬物語』(再録) 2016-11-24 20:29:35 テーマ: 文学と思想 (再録のための序) この記事は2012年2月11日に書いたものの再録になります。わたくしの書いた記事の中でも硬質な文体で一貫して書かれているにもかかわらず辛抱強く読んでいただい…

ニーチェの『悲劇の誕生』とオペラすなわち超越論的言語の復権 アリアドネ・アーカイブスより

ニーチェの『悲劇の誕生』とオペラすなわち超越論的言語の復権 2016-11-26 22:11:51 テーマ: 文学と思想 言わずと知れたフリードリッヒ・ニーチェの『悲劇の誕生』である、――ディオニソス的なものとアポロ的なものの対比と云う、余りにもニーチェ的な二元論…

公文書偽造や偽証罪の嫌疑も受けている都庁職員の苦渋 アリアドネ・アーカイブスより

公文書偽造や偽証罪の嫌疑も受けている都庁職員の苦渋 2016-10-10 09:50:25 テーマ: 政治と経済 今月の7日の段階では想通り、答弁に答弁をかさねる都議会職員の矛盾が露呈されて、まるでミニサイズの人民裁判かみせもの劇じみた好奇の眼に晒されて、これで…

日本語を語る政治家の文法――言葉をないがしろにするもの達の群像 アリアドネ・アーカイブスより

日本語を語る政治家の文法――言葉をないがしろにするもの達の群像 2016-10-09 23:58:04 テーマ: 政治と経済 このところ、連日、稲田防衛相に対する質疑応答が続いていますが、防衛大臣と云う職責がこの時期にきて重要な役職であると云う認識とともに、攻めや…

文体とアジテーション、あるいは平叙文との違い アリアドネ・アーカイブスより

文体とアジテーション、あるいは平叙文との違い 2016-10-07 12:02:23 テーマ: 文学と思想 常々、文章を書くときは客観的に、冷静に書くべきものだとは心得ていますが、逸脱を許容している場面が二つほどあります。一つは、具体的な状況の中におかれた自我が…

言葉の反作用 アリアドネ・アーカイブスより

言葉の反作用 2016-10-04 08:14:50 テーマ: 文学と思想 国益に適う!或いは国益を損なう利敵行為をしてはならない、当たり前のことなのに改めて言われると、なにかわたくしたち国民の側に落ち度があるように聴こえます。――裏声で、非国民!を探せ、と。 さ…

右寄りと左寄り、あるいは政治の色分けについて 2018 アリアドネ・アーカイブスより

右寄りと左寄り、あるいは政治の色分けについて 2018 NEW!2020-09-03 00:03:13 テーマ: 政治と経済 右寄りと左寄り、あるいは政治の色分けについて 2018-04-16 18:16:38 テーマ: 文学と思想 時おりしも安倍政権に激震が走り、次期総裁選はいっけん混とんと…

シェイクスピア文学の多面性、悲劇について アリアドネ・アーカイブスより

シェイクスピア文学の多面性、悲劇について 2016-09-25 07:17:53 テーマ: 文学と思想 少し前にわたくしはシェイクスピア文学の大きさ、多面性と云うことを云うことを少しお話しました。その時は、彼の文学ジャンルの広大さ、について語ったつもりです。悲劇…

8月のベスト・10(6位~10位)

8月のベスト・10(6位~10位) NEW!2020-09-01 00:05:21 テーマ: ブログ 6 吉本隆明の”大衆の原像”と”自立の思想的拠点”について https://ameblo.jp/03200516-0813/entry-12505534969.html 7 室見川サイクリングロードを走ってみました https://ame…

8月のベスト・5

8月のベスト・5 NEW!2020-08-31 23:57:49 テーマ: ブログ 5は8月のベスト5は以下の通りです。 項目に大きな変化はな多いものの、私の政治的エッセーが意外にも大差を付けてはいりました。ちなみに一位のポイントは272、二位の村上春樹ものは92で…