アリアドネの部屋・アネックス / Ⅰ・アーカイブス

アリアドネ会修道院附属図書館・アネックス一号館 本館はこちら→ https://ameblo.jp/03200516-0813  検索はhttps://www.yahoo.co.jp/が良好です。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

シェイクスピア 「シンべりン」 アリアドネ・アーカイブスより

シェイクスピア 「シンべりン」 2012-02-08 13:06:24 テーマ: 歴史と文学 http://ec2.images-amazon.com/images/I/41ugae5BGZL._SL500_AA300_.jpg 例によって物語はかなり複雑ですね。キリスト教渡来以前のイギリスが舞台です。当時イギリスのことをブリテ…

映画 ”恋に落ちたシェイクスピア” アリアドネ・アーカイブスより

映画 ”恋に落ちたシェイクスピア” 2012-01-15 13:31:59 テーマ: 映画と演劇 http://ec2.images-amazon.com/images/I/51F77PZBWRL._SL500_AA300_.jpg しばしばシェイクスピアの劇の中で誰が一番魅力的かと考えることがあった。この映画を見て、やはりそうか…

シェイクスピアの ”ヘンリー六世” 三部作と ”リチャード三世”

シェイクスピアの ”ヘンリー六世” 三部作と ”リチャード三世” 2012-01-15 00:11:01 テーマ: 歴史と文学 ヘンリー六世をめぐる三部作とリチャード三世の悲劇は、ヘンリー五世以降のフランスにおける領有化の失敗と撤退とを描きながら、それが薔薇戦争の名前…

シェイクスピアの ”ヘンリー五世”――史劇第二・四部作の最終篇 アリアドネ・アーカイブスより

シェイクスピアの ”ヘンリー五世”――史劇第二・四部作の最終篇 2012-01-08 18:40:45 テーマ: 歴史と文学 http://ec2.images-amazon.com/images/I/41fXwEyts8L._SL500_AA300_.jpg 皇太子ハリーの、その後の栄華の後日譚である。物語もいたって単純で、対仏戦…

シェイクスピアの "ヘンリー四世” 第一部・第二部 アリアドネ・アーカイブスより

シェイクスピアの "ヘンリー四世” 第一部・第二部 2012-01-08 11:23:20 テーマ: 歴史と文学 前作”リチャード二世”から本作・”ヘンリー四世” の間に何があったか。前作が1597年ころ、ヘンリー四世が一二年ほど後ということであるから、近接しており作風の変…

シェイクスピアの歴史劇――王の死――”リチャード二世” アリアドネ・アーカイブスより

シェイクスピアの歴史劇――王の死――”リチャード二世” 2012-01-03 15:36:35 テーマ: 歴史と文学 リチャード二世 1367年1月6日 - 1400年2月14日 http://ecx.images-amazon.com/images/I/410O2QE38VL._SL500_AA300_.jpg ”リチャード二世” を読んで感じたのは、…

シェイクスピアの ”ヘンリー8世” と ”ジュリアス・シーザー” アリアドネ・アーカイブスより

シェイクスピアの ”ヘンリー8世” と ”ジュリアス・シーザー” 2011-12-31 23:28:33 テーマ: 歴史と文学 どちらから紹介しようかと思いながら、まずは ”ヘンリー8世” から。この華麗なページェントと陰謀と権謀術数が入り乱れる歴史劇を一読して感じたのは、…

辻邦生の ”安土往還記” と ”天草の雅歌” アリアドネ・アーカイブスより

辻邦生の ”安土往還記” と ”天草の雅歌” 2011-12-28 19:02:42 テーマ: 歴史と文学 http://ec2.images-amazon.com/images/I/518KF00HRHL._SL500_AA300_.jpg http://ecx.images-amazon.com/images/I/61jGQAZq9uL._SL500_AA300_.jpg フロイスの ”信長公記” は…

”ノルウェイの森”のまとめ――社会事象としての村上春樹・第9夜 アリアドネ・アーカイブスより

”ノルウェイの森”のまとめ――社会事象としての村上春樹・第9夜 2011-12-26 15:56:29 テーマ: 歴史と文学 誰しも中年になれば一つを生涯の神話が欲しくなるところである。とりわけ恋の神話を。この間の事情については、三島由紀夫が折口信夫のかこつけてユー…

”ノルウェイの森”を廻る評論家たち 加藤、竹田、渡辺――社会事象としての村上春樹・第8 夜 アリアドネ・アーカイブスより

”ノルウェイの森”を廻る評論家たち 加藤、竹田、渡辺――社会事象としての村上春樹・第8 夜 2011-12-25 14:02:38 テーマ: 歴史と文学 ・加藤典洋 ”自閉と鎖国 村上春樹の「羊をめぐる冒険」”1987年 ・竹田青嗣 ”「恋愛小説”の空間”1988年 ・渡辺直己 ”チャリ…

”ノルウェイの森”を廻る評論家たち 川本三郎の場合――社会事象としての村上春樹・第7夜 アリアドネ・アーカイブスより

”ノルウェイの森”を廻る評論家たち 川本三郎の場合――社会事象としての村上春樹・第7夜 2011-12-25 11:05:47 テーマ: 歴史と文学 ・川本三郎 ”この空っぽの世界の中で――村上春樹論”1991年 川本三郎の名前は一般には村上春樹ブームの機縁を作った批評家として…

☆”ノルウェイの森” を廻る二人の悪党 その2 レイコさんの場合――社会事象としての村上春樹・第 アリアドネ・アーカイブスより

☆”ノルウェイの森” を廻る二人の悪党 その2 レイコさんの場合――社会事象としての村上春樹・第 2011-12-24 15:03:32 テーマ: 歴史と文学 小説というものには読み方が二通りあって、一つは作者の構想を ”求められる解” としそれを読者が再現的に構築しようと…

”ノルウェイの森” を廻る二人の悪党 その1 永沢さんの場合――社会事象としての村上春樹・第5夜 アリアドネ・アーカイブスより

”ノルウェイの森” を廻る二人の悪党 その1 永沢さんの場合――社会事象としての村上春樹・第5夜 2011-12-24 12:42:49 テーマ: 歴史と文学 小説 ”ノルウェイの森” を廻る二人の大悪党と云えば、一人は永沢さんと呼ばれる学生寮の先輩で何かと懇切丁寧に地方出…

”ノルウェイの森”における親和性の構造と病理――社会事象としての村上春樹・第4夜 アリアドネ・アーカイブスより

”ノルウェイの森”における親和性の構造と病理――社会事象としての村上春樹・第4夜 2011-12-24 10:34:21 テーマ:歴史と文学 ”ノルウェイの森” の冒頭部分で、ベルリンの空港に着陸した飛行機内で聴いたビートルズの”ノルウェイの森” が契機となって18年前の回…

村上春樹の古風な性愛観――社会事象としての村上春樹・第3夜 アリアドネ・アーカイブスより

村上春樹の古風な性愛観――社会事象としての村上春樹・第3夜 2011-12-23 21:12:33 テーマ: 歴史と文学 先回は ”ノルウェイの森”を、黄金の60年代に殉じた人々をめぐるノスタルジックな物語として読んだわけです。これは竹田青嗣ならば愛の超越性とでも名付け…

二通りに読める”ノルウェイの森”――社会事象としての村上春樹・第2夜 アリアドネ・アーカイブスより

二通りに読める”ノルウェイの森”――社会事象としての村上春樹・第2夜 2011-12-23 16:36:35 テーマ: 歴史と文学 ”ノルウェイの森”は、ベルリンの街に着陸するルフトハンザ航空の機内で聴いたビートルズの同名の曲を思いもかけず聴いて、18年前を回想するとい…

社会事象としての村上春樹の”ノルウェイの森” ・第1夜 アリアドネ・アーカイブスより

社会事象としての村上春樹の”ノルウェイの森” ・第1夜 2011-12-23 13:09:11 テーマ: 歴史と文学 http://t3.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcRmf9pRsg8gozyUTwB1mFVt0_uayWX_oFTmW8rLlS6bgiioBxx3jA じつは昨年の今ころ、トラン・アン・ユン監督と云うヴェト…

野上弥生子 ”秀吉と利休” アリアドネ・アーカイブスより

野上弥生子 ”秀吉と利休” 2011-12-19 16:57:01 テーマ: 歴史と文学 http://ec2.images-amazon.com/images/I/618NNINLVNL._SL500_.jpg 政治と文学と云えば古い話になるが、世俗的世界と精神的世界の対立と云えばいつの世にも普遍的な話題である。先日、臼杵…

(旧)野上弥生子 ”秀吉と利休” アリアドネ・アーカイブスより

(旧)野上弥生子 ”秀吉と利休” 2011-12-18 18:54:41 テーマ: 歴史と文学 http://ec2.images-amazon.com/images/I/618NNINLVNL._SL500_.jpg 政治と文学と云えば古い話になるが、世俗的世界と精神的世界の対立と云えばいつの世にも普遍的な話題である。先日…

マリエッティ”ダンテ” アリアドネ・アーカイブスより

マリエッティ”ダンテ” 2011-08-18 11:54:44 テーマ: 歴史と文学 ダンテ・アリギエーリ1265-1321は、先日ふれたシェイクスピア1564-1616やセルバンテス1547-1616などよりも三百年もむかしの人ということになる。文学関係以外でも、イタリアの絵画や建築を論…

セルバンテス”ドン・キホーテ” アリアドネ・アーカイブスより

セルバンテス”ドン・キホーテ” 2011-08-10 15:35:56 テーマ: 歴史と文学 名前のみ有名でいまだ手に就かずという本が私には沢山ある。 程よい蔵書というものは便利なもので、思い出したように手を差し伸べればよい。10年以上も前に精神病理学と児童書を読…

ミシュレの”フランス革命史” アリアドネ・アーカイブスより

ミシュレの”フランス革命史” 2011-08-03 11:22:17 テーマ: 歴史と文学 ミシュレの”フランス革命史” 高名でありながら読む機会を得ないと云う本がある。適当に読める環境になかったり、こちらが敬遠している場合もある。それに昨今はフランス革命もすっかり…

「アリアドネの部屋」の縁起について(2009/3/19) アリアドネアーカイブスより

「アリアドネの部屋」の縁起について(2009/3/19) アリアドネアーカイブスより(再録) 2019-08-27 07:28:06 テーマ: アリアドネアーカイブス 原文: https://ameblo.jp/03200516-0813/entry-12505534772.html?frm=theme いまからおよそ十年前書いた「”アリ…