アリアドネの部屋・アネックス / Ⅰ・アーカイブス

アリアドネ会修道院附属図書館・アネックス一号館 本館はこちら→ https://ameblo.jp/03200516-0813  検索はhttps://www.yahoo.co.jp/が良好です。

2020-02-28から1日間の記事一覧

高畑勲の『おもいでぽろぽろ』(1991年)アリアドネ・アーカイブスより

高畑勲の『おもいでぽろぽろ』(1991年)2013-11-30 12:38:55テーマ:映画と演劇 http://ts1.mm.bing.net/th?id=H.4697561557566562&pid=1.9&m=&w=300&h=300&p=0 ・ 22年前に一度劇場で見て、今回見直した私の印象は随分と違ったものだった。 物語を簡…

糸島半島の姜尚中――日韓の狭間で生きる! アリアドネ・アーカイブスより

糸島半島の姜尚中――日韓の狭間で生きる!2013-11-25 20:51:41テーマ:歴史と文学 http://www.bunkazai-koryu.com/images/flyer.jpg ・ 子供たちの同級生の母親がプロデュースしているというので会場の糸島にある東風小学校に出向きました。何冊かは読んでい…

『ハムレット』に描かれたガートルード アリアドネ・アーカイブスより

『ハムレット』に描かれたガートルード2013-11-22 09:27:39テーマ:文学と思想 今回は再読と同時に映画なども観ました。特に、何の個性もなく消失点のようなハムレットの母親・ガートルードの哀れさには涙を禁じ得ませんでした。あるいは政変がらみのある種…

『ハムレット』 アリアドネ・アーカイブスより・

『ハムレット』2013-11-16 13:51:29テーマ:文学と思想 http://ecx.images-amazon.com/images/I/51qOz6k4TLL._SL500_AA300_.jpg http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/2855/4582154102855.jpg?_ex=200x200&s=2&r=1 ・ シェイクスピア…

『ハムレット』序章――柄谷行人に逆らって――四代悲劇を論じるために・その1 アリアドネ・アーカイブスより

『ハムレット』序章――柄谷行人に逆らって――四代悲劇を論じるために・その12013-11-14 23:12:56テーマ:文学と思想 http://www.hakusuisha.co.jp/images/product/07023.gif ・ 随分むかしに、柄谷行人が『意味と云う病』(昭和54年)と云う本の中で『マク…

ぼろぎれのように・・・・・ アリアドネ・アーカイブスより

ぼろぎれのように・・・・・2013-11-10 18:24:55テーマ:Yahoo!ブログ移行 最近、コンビニエンスストアの前など街角にたむろする若者たちを見かける。一見不敵であるようにも見える。しかしどうかすると、どうしてこんなところにと思われる街角の暗がりに蹲…

岩波ホールと映画『ハンナ・アーレント』アリアドネ・アーカイブスより

岩波ホールと映画『ハンナ・アーレント』2013-11-07 18:41:29テーマ:映画と演劇 http://image.eiga.k-img.com/images/movie/77521/poster2/200.jpg?1380613967 ・ 偶然立ち寄った東京での映画を観る事の予期できなかった僥倖もさる事ながら、地方人にとって…

フランクルの『夜と霧』について アリアドネ・アーカイブスより

フランクルの『夜と霧』について アリアドネ・アーカイブスより2013-11-10 10:10:19テーマ:文学と思想 http://ecx.images-amazon.com/images/I/41X13RTCGRL._SL500_AA300_.jpg ・ 有名なフランクルの『夜と霧』である。アウシュビッツの過酷な環境の中から…

映画『ハンナ・アーレント』アリアドネ・アーカイブスより

映画『ハンナ・アーレント』アリアドネ・アーカイブスより2013-11-08 11:34:49テーマ:映画と演劇 ・ この映画もまた、そして背景にあるアーレントのアイヒマン裁判に向けた意思が誤解されやすくしてしまったのは、映画にもあるキャッチフレーズ、「悪の凡庸…

村上春樹問題?――私の村上春樹五番勝負 アリアドネ・アーカイブスより

村上春樹問題?――私の村上春樹五番勝負2013-10-17 11:45:36テーマ:文学と思想 毎年この季節になると、ここ数年、ノーべル賞と村上春樹の話題が日本人にとって悩ましき問題?の一つになりつつある。悩ましいとは言っても良い方向の話題なのであるから悩む必…

成瀬己喜男の『鰯雲』アリアドネ・アーカイブスより

成瀬己喜男の『鰯雲』2013-10-03 01:58:41テーマ:映画と演劇 http://livedoor.blogimg.jp/michikusa05/imgs/c/7/c7859305.jpg?8fc8ee22 戦後の農地解放にって揺れ動く東京近郊の農村を背景に、変化する地主と小作の関係、戦争が残した深い傷跡、時代に置い…

アリアドネの部屋よ、ふたたび!――休館のお知らせに代えて アリアドネ・アーカイブスより

アリアドネの部屋よ、ふたたび!――休館のお知らせに代えて2013-10-01 10:13:43テーマ:アリアドネの部屋縁起 感受性の受容体としての主観にはさまざまな形がありますが、芸術的鑑賞 の主体が、単なる日常的な主観や、学問や公共性の主体をなす論理的な 主観…

中村登の『暖春』 アリアドネ・アーカイブスより

中村登の『暖春』2013-09-28 16:57:41テーマ:映画と演劇 http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/5c/05d09bcf9c10c00f8594a6768e645347.jpg ・ 自分が誰の子か解らない!――若いころ祇園の芸妓としていた母親に、同時の三人の京大学生の遊び仲間が居て、そ…

遠藤周作の『侍』――へめぐりさぶろうもの アリアドネ・アーカイブスより

遠藤周作の『侍』――へめぐりさぶろうもの2013-09-27 05:34:56テーマ:文学と思想 http://ecx.images-amazon.com/images/I/612dTugB58L._SL500_AA300_.jpg ・ この小説は一人の野心的な宣教師の手段に乗せられて、東北の一寒村の半農半漁ならぬ、半農半武の武…

言語についての断片群――あるキリスト教映画に寄せて アリアドネ・アーカイブスより

言語についての断片群――あるキリスト教映画に寄せて2013-09-26 02:53:55テーマ:文学と思想 以下の文章は、未定稿の書き込みからの採録です、ご容赦ください。 神の子としての現実を、神の子としての地平で生きることも出来る。 神の子としての現実を、人と…

成瀬『山の音』対小津『東京暮色』――日本の父親像をめぐって アリアドネ・アーカイブスより

成瀬『山の音』対小津『東京暮色』――日本の父親像をめぐって2013-09-21 11:08:31テーマ:映画と演劇 ・ 1954年と57年と、日本を代表する名匠とも云うべき小津、成瀬両監督の両作品は実に似ている。 似ていると云うのは、ドラマの構成において――何れも物語筋…

言語とことば,――あるいは飲み食い的理性批判 アリアドネ・アーカイブスより

言語とことば,――あるいは飲み食い的理性批判2013-09-20 18:41:01テーマ:文学と思想 字数をオーバーしたために、『東京暮色』論より、分離する。 【付説:言語と言葉の関係】 「言語」によって、人は、ホモサピエンスとしての人は「人」となる。人は蚕のよう…

言葉を喪ったものの悲劇――小津の『東京暮色』(1957年)をめぐって アリアドネ・アーカイブスより

言葉を喪ったものの悲劇――小津の『東京暮色』(1957年)をめぐって2013-09-20 09:19:28テーマ:映画と演劇 ・ 意外にみなさんが言わないことですが、――例えば『東京物語』の小津の家庭の描き方にみる虚構性、――本当の親子ならあんな客観視した描き方はしない…

溝口健二の『残菊物語』(1939年)アリアドネ・アーカイブスより

溝口健二の『残菊物語』(1939年)2013-09-12 07:07:48テーマ:映画と演劇 http://ecx.images-amazon.com/images/I/513pbdVCKsL._SL500_AA300_.jpg ・ 陳腐なお話といえばそれまでだろう。歌舞伎の名家に生まれていずれは叔父の元で尾上家を継ごうとする菊之…