アリアドネの部屋・アネックス / Ⅰ・アーカイブス

アリアドネ会修道院附属図書館・アネックス一号館 本館はこちら→ https://ameblo.jp/03200516-0813  検索はhttps://www.yahoo.co.jp/が良好です。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

鈴木清順監督の『悪太郎』 アリアドネ・アーカイブスより

鈴木清順監督の『悪太郎』2018-05-14 09:59:42テーマ:映画と演劇 今東光の原作による、自伝的な青春ドラマである。観る側に既に先入見のごときもの――古い日活時代の活劇擬きと云う――があるので、それなりのつもりでシネラと云う図書館付設の映画館に見に行…

東ドイツの映画『嘘つきヤコブ』とハリウッドのリメイク版『聖なる嘘つき――その名はジェイコブ』 アリアドネ・アーカイブスより

東ドイツの映画『嘘つきヤコブ』とハリウッドのリメイク版『聖なる嘘つき――その名はジェイコブ』2018-05-13 19:34:00テーマ:映画と演劇 すでに前者については紹介した嘘つきヤコブをめぐる映画を、本場の東ドイツの映画人によるものと、二十数年後のハリウ…

死を死んで、死を生きる――平成の最末年を生きて アリアドネ・アーカイブスより

死を死んで、死を生きる――平成の最末年を生きて2018-05-07 13:07:34テーマ:文学と思想 もともと政治などにはこの世の戯言として無関心だった私が、政治や政局の動向に目を配る様になったのは、2015年9月の安保関係諸法案をめぐる攻防戦の可否が決定する最終…

安倍政権を哲学的に考える? あアリアドネ・アーカイブスより

安倍政権を哲学的に考える?2018-05-07 07:02:29テーマ:政治と経済 さしたる個性もない特性のない男が、凡庸でさしたさる知性も教養があるわけでもない小人物が、驚くべきことに一億を超える国家の民主主義的思潮と国民の総意を主導する、国民の政治的基調…

けっきょくいまのにほんにおきていることはこういうことではないでしょうか アリアドネ・アーカイブスより

けっきょくいまのにほんにおきていることはこういうことではないでしょうか2018-05-06 14:24:17テーマ:政治と経済 ――あるコメント欄からの再録 私の知らない間に、列島には民族の大移動と質的な変化があったようです。 政治を支える基盤の大きな変質と云う…

中西輝政✖佐伯啓思「『保守論壇』の劣化が止まらない」 アリアドネ・アーカイブスより

中西輝政✖佐伯啓思「『保守論壇』の劣化が止まらない」2018-05-03 15:41:11テーマ:文学と思想 ――憲法の日に。 日本の右翼思想なり保守を大雑把に別ければ、固有の思想と云うよりも、心情右翼と親米右翼に類別され、後者の進化的一形態に至っては、むしろビ…

ビジネス右翼と心情右翼のちがい――実存の言葉で対峙する アリアドネ・アーカイブスより

ビジネス右翼と心情右翼のちがい――実存の言葉で対峙する2018-05-01 08:29:58テーマ:政治と経済 ・・・・・と、言えば、いつもわたくしは安倍夫妻のことを思い出してしまうのですね。 晋三氏には動物的な勘とか嗅覚のようなものがあって、自由主義経済が曲が…

政治家と政治屋、心情右翼とビジネス右翼 アリアドネ・アーカイブスより

政治家と政治屋、心情右翼とビジネス右翼2018-04-29 09:39:00テーマ:政治と経済 まあ、こんなことを言えばリベラルや護憲派の方から反発をかうと思いますが、安倍政権の不思議な七転び八起きとも云える状態、偶然と海外情勢のデマゴギーに助けられている面…

東ドイツの映画『嘘つきヤコブ』1974年(ユレク・ベッカー原作小説1969年) アリアドネ・アーカイブスより

東ドイツの映画『嘘つきヤコブ』1974年(ユレク・ベッカー原作小説1969年)2018-04-28 11:09:30テーマ:映画と演劇 ――福岡大学市民カレッジドイツ語圏「映像に見るヨーロッパ文化」より昨今の国立大学等に於ける文部科学省教育の行政的仕組みのなかで文化の…

なか仕切り アリアドネ・アーカイブスより

なか仕切り2018-04-28 08:26:26テーマ:政治と経済 中仕切り、と云う言葉があります。むかし、小学生のころ大切にしているセルロイドの筆箱のなかで、雑多な鉛筆類を簡易に整理するために仕切りを入れるのですが、ちょうど弁当箱の仕切りのようなものなので…

"きらいな言葉、いやな言葉” アリアドネ・アーカイブスより

"きらいな言葉、いやな言葉”2018-04-23 11:45:53テーマ:文学と思想 むかし、とあるビールのコマーシャルに、”男は黙って飲む、〇〇ビール”と云うのがありました。気になる、嫌になると云うほどの言葉ではありませんが、大事なこと、肝心なことは、黙ってい…

安倍晋三氏の四季 アリアドネ・アーカイブスより

安倍晋三氏の四季2018-04-21 10:32:37テーマ:政治と経済 おともだち内閣、おともだち人事、おともだち外交、と云うのであるから、そんなに人に好かれる人であるのなら、悪い人ではないのだろう(友達関係には利害を持ち込まないと云う西洋的な定義について…

『千と千尋の神隠し』の顔なし君に昨今の政局を重ねてわたくしたちのまなこが象徴的にみる近未来の物語  アリアドネ・アーカイブスより

『千と千尋の神隠し』の顔なし君に昨今の政局を重ねてわたくしたちのまなこが象徴的にみる近未来の物語2018-04-17 18:17:54テーマ:映画と演劇 宮崎アニメの『千と千尋の神隠し』については、なんどか語ってきましたが、今回は、顔なし君について。 顔がない…

右寄り、左寄りのつづき アリアドネ・アーカイブスより

右寄り、左寄りのつづき2018-04-17 12:15:51テーマ:政治と経済 まあ、既成左翼も含めた非資本主義陣営――こんな言葉があったかな?――が凋落を見せる中で、――ロシアに於いてすら共産党は非主流派になってしまいました。いまはプーチン流のファッショですね!―…

右寄りと左寄り、あるいは政治の色分けについて  アリアドネ・アーカイブスより

右寄りと左寄り、あるいは政治の色分けについて2018-04-16 18:16:38テーマ:文学と思想 ひところ、一世を風靡した感がある右翼と左翼、政治を語る場合の色分け、右寄りと左よりと云う、政治を語る場合の常套句も、ベルリンの壁崩壊後はほとんど意味を失った…

もう一つの『それから』――漱石の『彼岸過迄』について アリアドネ・アーカイブスより

もう一つの『それから』――漱石の『彼岸過迄』について2018-04-16 10:38:58テーマ:文学と思想 『彼岸過迄』とは、彼岸過ぎころまでには書き終える連載小説、と云う意味である。また作者である漱石の言によれば、外の世界から内側の世界へ、また内面から外部…

潮の変わり目 アリアドネ・アーカイブスより

潮の変わり目2018-04-14 23:58:06テーマ:政治と経済 議事堂前で再び三万人規模の集会があったようです。その後は、沈黙に抗議の意思悲潜めて、聴くところによると沢地久恵さんによるキャンドルデモ、戦争への想いを籠めて。水戸市では元総理、小泉純一郎が…

最近の政局あるいは民主主義の終焉 アリアドネ・アーカイブスより

最近の政局あるいは民主主義の終焉2018-04-13 09:49:31テーマ:政治と経済 最近の森友・加計、自衛隊の日報問題等々の出来事を見ていると、次々と掘り出される物証、伝聞等が交錯する状況の中で、総理や官僚、与党関係者がいよいよ答弁に窮する事態が常態化…

ことばの問題と安倍政権ーーことばの犯罪について アリアドネ・アーカイブスより

ことばの問題と安倍政権ーーことばの犯罪について2018-04-11 16:33:04テーマ:政治と経済 ここのところ安倍政権については語られすぎるほど語らていますから、わたくしごときが何をかいわんや、です。 安倍晋三氏の精神構造がおかしいと気づいたのは三年前の…

漱石中期三部作――『三四郎』『それから』『門』 アリアドネ・アーカイブスより

漱石中期三部作――『三四郎』『それから』『門』2018-04-10 12:03:05テーマ:文学と思想 夏目漱石の中期三部作と云うものがある。『三四郎』1908年、『それから』1909年、『門』1910年、である。漱石の熱心な読者であるとは必ずしも言えないわたくしのような…

漱石の『それから』を読み直す アリアドネ・アーカイブスより

漱石の『それから』を読み直す2018-04-08 12:20:51テーマ:文学と思想 『それから』を読み直してみる。いわゆる名作と呼ばれるものは年齢に応じて読後感は異なると云う、新たな発見があると云う、異なった文脈の中に見知らぬ作家の風貌を、歴史と時代の新鮮…

忖度論の補足とつづき アリアドネ・アーカイブスより

忖度論の補足とつづき2018-04-07 08:27:54テーマ:政治と経済 ――「忖度、は悪いか」の(補足)部分を再録します。公共性とは何かを問うことは、個人概念と私人の違いを理解することと等価である、と云うことが主旨として書かれています。一国の総理や政治家…

三月度のベスト5

三月度のベスト5NEW!2020-04-01 13:31:23テーマ:ブログ 三月度のベスト5は以下の通りです。 今月は、2月度のゲーテの記事を抑えて、我が国の児童文学者清水眞砂子さんの福岡県糸島図書館における講演会についての記事が一位になりました。とてもうれしい…